キノの旅・お絵かきひとコマリレー

キノの旅:お絵かきひとコマリレー・~編集編~(不破のHPのお絵かき掲示板でやってるよ!)

キノのひとコマ1澄んだ青空が広がり、とても気持ちの良い日。

目の前には、四角い大きな建物が。
建物の中央には丸く大きな時計が・・
「ね、キノ」
一台のモトラド(地上を走る機械・・乗り物)が、自分の横にぼ~っと突っ立っている少年(少女か?)に話し掛ける
キノ、と言う名らしい
中性的だが、整った顔つきである
「・・ん、何?エルメス」
「…ここって、本当に国?」
「・・そうなんじゃないの?アソコに人がいるし」
入り口付近には一人の若者が。
「入るの?」
「うん。なんか、興味あるし。でも・・変な塀の建て方だよ、ここ・・」

                       作・不破、または不知火

キノのひとコマ2
入国許可をもらおうと門の近くにある詰め所へいった。そこもまた四角かった。
中に入ると知的な審査官がいた。
「僕は旅人です。入国許可を頂きたいのですが」
「まあ、旅のお方ですか。どうぞ、こちらへ」
審査官はキノをカウンター前まで呼んだ。
キノが見てきた国の中では珍しく、スーツを着ていた落ちついた紫色だった。
「まずは、この入国定期書をお読みください。」
ある本のようなものをカウンターに出した。
「うわっ、厚ー。」
エルメスの言うとおり、それはとても分厚かった。
「今まで、見た入国規定書の中で一番厚いかもね。」
「そうだね、エルメス。」
キノはひどい空腹だったため、パラパラと目を通しただけだった。そして、承諾書に母音とサインをした。
彼女はおだやかにいった。
「ようこそ、わが国へ」               作・茶乃(さの)

キノのひとコマ3
「この種をエルメス君のガソリンタンクに入れてください」
手にあるのは灰色の小さな種。
彼女(審査官)が言うには、人間以外のものはこれを入れなければならないらしい・・
「そんなの入れたら壊れちゃうよ~」
確かに・・
だが、彼女はその知的な顔をにっこりと微笑ませ
「大丈夫ですよ。この種はすぐ溶けてしまいますからv」
「・・そうですか。なら良いですよ」
「え!?キノ!?」
驚くエルメス・・
どんな種なのか分からないのだ。
だが、キノは受け入れる
しかも、エルメスをゆっくりと振り返って
「フフフ・・」
などと謎めいた笑を漏らす・・
何故!?
「き、キノ~~??」
エルメス、悪寒が一瞬だが、した・・
どうなっちゃうの!?僕!?          作・不破、または不知火

キノのひとコマ4
エルメスはイヤだったが無理やり、種をつけられた。
「それではこれから休日をお楽しみください。」
彼女はそういってキノに入国許可書を渡した。
「キノ~、早く国へ入ろうよ~」
エルメスは促した。
「ああ、早くお昼を食べよう。」
キノは門をくぐった。
そこは大きな町だった。人々は様々な格好をしていた。
キノの頭の中は食べ物でいっぱい。
手ごろな店を見つけるとそこでパスタを食べた。
キノはガラス越しに外を見た。
大人から子ども様々な人がいる。
路上で楽しくスケボーで遊ぶ少年。
大人の女性がかなりめかしこんで歩く姿・・・・
楽しくおしゃべりしている女の子たち子供をつれて歩く主婦たち。
彼らはとても楽しそうだった。
窓を見ながらでもキノの口は止まらない。口はひたすら動いていた(笑
                          作・茶乃(さの)

キノのひとコマ5
もくもくと食を進めるキノ
「・・・・」
「ねぇキノ~。ここのパスタ美味しい?」
「う・・んっ!?ゴホッゲホッ」
返事を返し、エルメスを見たキノは言葉を失った。
エルメスの声で返事をしたのは、モトラドではなく、人間だったから…
素早く腰につけていたパースエイダーを取り出す。
「ちょっ・・キノ!?なんで僕に銃を」
「黙れっ!というか君は誰!?なんで僕の名を知ってる!?」
「は・・?」
「は?じゃない!エルメスはどうした!?」
「き、キノ?何言ってるの?僕でしょ、エルメスは」
「え・・・?」
「え?じゃなくて…どうしたの?パスタになんか変な薬でも入ってた?」
                       作・不破、または不知火
キノのひとコマ6
キノはどこからか、(姿見)鏡を取り出した。(ドラえもん!!?
エルメスはそれに違和感持つこともなく、鏡を覗き込んだ。
「うわああ!・・・あんた誰!!?」
鏡に映った自分にあんた誰ってないでしょう。
キノはそう思いながらも記憶の中をサーチしていた。
何故こうなったのだろう・・・・?
・・・・、・・・・「あの薬・・・?」
That’s Right!
でも何の為に・・・?
キノはさらに冷静に考える。
・・・答えが見つからない。
「まあいいや、出国するときに聞こう。
エルメスーーー!」
キノはエルメスを呼んだ、だが返事が返ってこない。
「エルメス?」
エルメスは
「わーー!!!これがボク?素敵っ♪素敵っ♪」
と自分に酔っていた。
だめだこりゃ・・・。                作・茶乃(さの)


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