キノの旅・お絵かきひとコマリレーキノの旅:お絵かきひとコマリレー・~編集編~(不破のHPのお絵かき掲示板でやってるよ!)澄んだ青空が広がり、とても気持ちの良い日。 目の前には、四角い大きな建物が。 建物の中央には丸く大きな時計が・・ 「ね、キノ」 一台のモトラド(地上を走る機械・・乗り物)が、自分の横にぼ~っと突っ立っている少年(少女か?)に話し掛ける キノ、と言う名らしい 中性的だが、整った顔つきである 「・・ん、何?エルメス」 「…ここって、本当に国?」 「・・そうなんじゃないの?アソコに人がいるし」 入り口付近には一人の若者が。 「入るの?」 「うん。なんか、興味あるし。でも・・変な塀の建て方だよ、ここ・・」 作・不破、または不知火 入国許可をもらおうと門の近くにある詰め所へいった。そこもまた四角かった。 中に入ると知的な審査官がいた。 「僕は旅人です。入国許可を頂きたいのですが」 「まあ、旅のお方ですか。どうぞ、こちらへ」 審査官はキノをカウンター前まで呼んだ。 キノが見てきた国の中では珍しく、スーツを着ていた落ちついた紫色だった。 「まずは、この入国定期書をお読みください。」 ある本のようなものをカウンターに出した。 「うわっ、厚ー。」 エルメスの言うとおり、それはとても分厚かった。 「今まで、見た入国規定書の中で一番厚いかもね。」 「そうだね、エルメス。」 キノはひどい空腹だったため、パラパラと目を通しただけだった。そして、承諾書に母音とサインをした。 彼女はおだやかにいった。 「ようこそ、わが国へ」 作・茶乃(さの) 「この種をエルメス君のガソリンタンクに入れてください」 手にあるのは灰色の小さな種。 彼女(審査官)が言うには、人間以外のものはこれを入れなければならないらしい・・ 「そんなの入れたら壊れちゃうよ~」 確かに・・ だが、彼女はその知的な顔をにっこりと微笑ませ 「大丈夫ですよ。この種はすぐ溶けてしまいますからv」 「・・そうですか。なら良いですよ」 「え!?キノ!?」 驚くエルメス・・ どんな種なのか分からないのだ。 だが、キノは受け入れる しかも、エルメスをゆっくりと振り返って 「フフフ・・」 などと謎めいた笑を漏らす・・ 何故!? 「き、キノ~~??」 エルメス、悪寒が一瞬だが、した・・ どうなっちゃうの!?僕!? 作・不破、または不知火 エルメスはイヤだったが無理やり、種をつけられた。 「それではこれから休日をお楽しみください。」 彼女はそういってキノに入国許可書を渡した。 「キノ~、早く国へ入ろうよ~」 エルメスは促した。 「ああ、早くお昼を食べよう。」 キノは門をくぐった。 そこは大きな町だった。人々は様々な格好をしていた。 キノの頭の中は食べ物でいっぱい。 手ごろな店を見つけるとそこでパスタを食べた。 キノはガラス越しに外を見た。 大人から子ども様々な人がいる。 路上で楽しくスケボーで遊ぶ少年。 大人の女性がかなりめかしこんで歩く姿・・・・ 楽しくおしゃべりしている女の子たち子供をつれて歩く主婦たち。 彼らはとても楽しそうだった。 窓を見ながらでもキノの口は止まらない。口はひたすら動いていた(笑 作・茶乃(さの) もくもくと食を進めるキノ 「・・・・」 「ねぇキノ~。ここのパスタ美味しい?」 「う・・んっ!?ゴホッゲホッ」 返事を返し、エルメスを見たキノは言葉を失った。 エルメスの声で返事をしたのは、モトラドではなく、人間だったから… 素早く腰につけていたパースエイダーを取り出す。 「ちょっ・・キノ!?なんで僕に銃を」 「黙れっ!というか君は誰!?なんで僕の名を知ってる!?」 「は・・?」 「は?じゃない!エルメスはどうした!?」 「き、キノ?何言ってるの?僕でしょ、エルメスは」 「え・・・?」 「え?じゃなくて…どうしたの?パスタになんか変な薬でも入ってた?」 作・不破、または不知火 キノはどこからか、(姿見)鏡を取り出した。(ドラえもん!!? エルメスはそれに違和感持つこともなく、鏡を覗き込んだ。 「うわああ!・・・あんた誰!!?」 鏡に映った自分にあんた誰ってないでしょう。 キノはそう思いながらも記憶の中をサーチしていた。 何故こうなったのだろう・・・・? ・・・・、・・・・「あの薬・・・?」 That’s Right! でも何の為に・・・? キノはさらに冷静に考える。 ・・・答えが見つからない。 「まあいいや、出国するときに聞こう。 エルメスーーー!」 キノはエルメスを呼んだ、だが返事が返ってこない。 「エルメス?」 エルメスは 「わーー!!!これがボク?素敵っ♪素敵っ♪」 と自分に酔っていた。 だめだこりゃ・・・。 作・茶乃(さの) |